【森町】3月末に閉校する泉陽中学校。58年の歴史に触れてきました。

行政・文化
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2020年3月31日で閉校になる森町立泉陽中学校。ご縁があって、引っ越し中の校舎を拝見する機会をいただきました。卒業生でもない森ふくろうがレポートするには恐れ多くて、記事にすることを悩みましたが、せっかく頂いた貴重な機会を無駄にしないよう、泉陽中学校の様子を少しでも伝えられたらと思います。

森町の北部、緑豊かな山間の中学校

泉陽中学校は三倉地区と天方地区の生徒が通う中学校。三倉川沿いにあり、とても緑が豊かな山あいにあります。森町の3分の2を占める学区を、1つの中学校で担っていました。昭和37年の開校時は535人の生徒がおり、校舎ができるまでは4つの教場に分かれて授業が行われていたそうです。

令和1年時点の全校生徒は29名。険しい山道を自転車で通う子もいるそう。

新型コロナウイルスの影響で、卒業式は中止、閉校式も縮小

新型コロナウイルスの影響で卒業式は中止になり、校長先生が卒業生の自宅まで証書を届けに行ったことは、ニュースでご存知の方も多いのではないでしょうか。

生徒、心の整理つかず 閉校の森町・泉陽中で最後の授業 |静岡新聞アットエス (2020/3/4 08:05)

「一生忘れない」閉校の中学校 一軒ずつ卒業証書を届ける校長 静岡・森町(テレビ静岡NEWS) – Yahoo!ニュース3/18(水) 17:55配信

27日に行われる閉校式も、在校生と教員、保護者のみで行われます。

学校は職員の方がいる時間であれば、個人で訪れることは可能とのことです。

地域の人と協力して作られた校舎

平成元年に完成した校舎。壁が木で覆われており、他の学校ではあまり見たことがない作りです。地域の全世帯から寄付が集められ、設備も充実した校舎ができあがったそうです。

2階には各学年の教室がひとつずつ。黒板には生徒の方が描いた絵が残されていました。

以前は多目的室だった図書室。ほとんどの本は森中学校へ持ち運ばれましたが、たくさんの本が残されていました。

天井のアーチが素敵な体育館。閉校式に向けて、泉陽中学校に関する新聞記事が壁に張り出されていました。

閉校後の校舎の用途は未定

閉校後の校舎について、今後どうなるか決まっていないそうです。

個人的には、人々が出入りできる何かになったらいいなと思いました。世田谷ものづくり学校伊豆の廃校ホテルなど、廃校活用の事例は多く聞きます。
これから先、町内で話し合われる機会ができることを願います。

Twitterで #泉陽中学校 をつけて、応援メッセージや思い出を伝えてみませんか?

ハッシュタグ #泉陽中学校をつけて、Twitter上で泉陽中学校での思い出や、感謝の言葉、応援メッセージを発信してみませんか?

定年を迎える校長先生と、閉校する泉陽中。閉校を惜しむ声や感謝の気持ちを伝える機会が無く、静かに終えてしまうのは悲しすぎます……。

これまで、校長先生が個人アカウントで発信されてきた中学校の様子は、どれも大切な記録です。もし校長先生がツイートをしていなかったら、森ふくろうは中学校の存在を知っていても、その様子や歴史を知ろうとすることは無かったと思います。

閉校まであとわずかですが、これまでの記録や感謝の気持ちでタイムラインを埋めることができたら、校長先生が発信してきた泉陽中学校の様子とともに、多くの人の記憶に残ります。

Twitterアカウントが無いかた、個人で発信することに抵抗があるかたは、森ふくろうが名前を伏せて投稿いたしますので、個別にメッセージをいただけたら嬉しいです

Instagramやブログに記事や写真を載せてみてもいいかもしれません。森ふくろうに伝えてもらえたら、リツイートやタグづけをして共有します。ぜひ、こちらからお問い合わせください。

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お忙しい中、温かく迎え入れてくださった校長先生、素敵な機会を作ってくださった虎さん、本当にありがとうございました。

森ふくろう
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閉校まであとわずかですが、ネット上で少しでも記録が残り、いろいろな声が集まったら嬉しいです!