【Canva】ウェブサイトを独自ドメインで公開してみた

やってみた

Canva でウェブサイトを作るとき、ドメイン(URL)の選択は重要です。①無料でCanvaのURLを使う、②Canvaでドメインを購入する、③他社でドメインを購入しCanvaウェブサイトと連携する。それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

Canvaウェブサイトとは

基本無料のデザインツールCanvaの、ウェブサイト(ホームページ)を作る機能です。ウェブサイトのテンプレートを選択したら、掲載したい画像・テキストをドラック&ドロップで配置し、簡単な設定をするだけで完成します。

HTML、CSSなど専門知識は必要ありません。その分、SEO対策やアクセス解析の自由度は低いので、「とにかく早く作りたい」「検索ではなく、チラシなどで集客するつもり」といった目的に使えるサービスだと思います。

作ってみたサイトはこちら!中の人のサービスページです。

パーソナル・ライティング|ひと・こと・ものの魅力を書き起こすサービス
パーソナル・ライティングは「個人や商品・サービスが持つ魅力を言語化する」という意味で考えた造語です。ビジネスの文章、コピーを考えるのが苦手な方や、自分の思いを整理したい方へおすすめのサービスです。

ドメインとは

ドメインはウェブサイトの場所を示す住所です。どのウェブサイトにも必ずありますよね。森ふくろうのドメインは下のマーカーを引いた部分です。

https://morifukurou.com

このドメインを好きな文字列にするためには、ドメイン管理会社から文字列を購入+管理費を支払う必要があります。 家を建てるために土地と住所を確保するイメージです。

ドメインを買わない選択肢もあります。その場合は、サービス会社が提供する文字列が入ります。

もし、森ふくろうが独自ドメインを使わなかったら……。

https://morifukurou.my.canva.site

なんとなく冗長に感じます。それに、独自ドメインのほうが信頼できるような気もしませんか?「Canvaで作ってる」ということも、ドメインから伝わりますね。

ドメインに関してもっと詳しく知りたい方はこちら(ロリポップレンタルサーバーのヘルプ)を参考に。

Canvaのドメイン選択:難易度別メリット・デメリット

Canvaで作ったウェブサイトのドメインには3つの選択肢があります。簡単なものから、メリット・デメリットをまとめてみました。

難易度①
Canvaの
無料ドメイン
難易度②
Canvaの
ドメイン購入
難易度③
他社で
ドメイン購入
メリット無料
・freeプランは5つまでウェブサイトを作れる
・設定がラク
設定がラク
・すぐ公開できる
ドメインの種類によっては、Canvaよりも管理費を押さえられる
・将来的にCanvaウェブサイト以外のサービスへ乗り換えるとき、切り替えやすい(かも)
デメリット・URLが長くなる
・Canvaの無料URLだと認識されやすい。
費用がかかる
(有料プラン加入+ドメイン費)
・費用がかかる(有料プラン加入+ドメイン費)
設定に専門知識が必要
・自己責任

難易度1:無料のURLを利用する

Canvaの無料ドメインを使います。下のマーカーの部分を自分の好きな文字列に変えることができます。

https://example.my.canva.site

フリープランの場合、ウェブサイトを5つまで作成できます。手っ取り早く公開するなら、この方法が一番ですね。

難易度2:Canvaでドメインを購入する

Canvaで独自ドメインを購入することができます。専門知識が無くても簡単に公開できるのがポイントです。

ただし、長期的に育てたい商品やサービスの場合、Canvaでドメインを購入するのはちょっと待ったほうがいいかもしれません。

ウェブサイトをCanvaではないサービスやサーバーで運用したくなったとき、ドメインを別のサービス・サーバーへ接続できるのかがわかりません。いずれサポートが行き届くと思いますが、今の時点では様子見のほうがいいかもしれません。

ネームサーバーの変更や、管理レジストラの変更が可能になったようです。

ドメインを別のレジストラーに移管する:Canvaヘルプ

ドメインのネームサーバーを変更する:Canva ヘルプ

どちらも難易度3レベルの知識が必要です。

独自ドメインで長期的に運用したい場合は、Canva以外のサービスも試し、周りの専門家にも相談してみてから判断することをおすすめします。(後から変更するのは大変ですし、一度取得したドメインを廃止するときはリスクがあります)

参考:使わなくなったドメイン名は廃止?継続?廃止する際の手順とリスクについて、JPRSの渡邊千裕氏に聞いた | インタビュー | Web担当者Forum

難易度3:他社でドメインを購入+Canvaと連携

お名前.comやムームードメインなど、他社で購入したドメインをCanvaと連携します。難易度は高いですが、長期的に運用したい時(いずれはCanva以外のサービスを利用したいとき)ならオススメしたい方法です。

ただし、設定は自己責任です。ある程度の知識と試行錯誤の経験が無ければ、設定に時間がかかったり、設定できないままになってしまう可能性があります。

他社でドメイン購入+Canvaで連携してみた

今回は、長期的に育てたいサービスのランディングページをCanvaで作成したので、難易度③のムームードメインでドメインを購入+Canvaに接続してみました。

※パソコンから作業しています。モバイルからドメインの設定はできないようです

ドメイン購入から公開の流れ
  • ステップ1
    ドメインを購入

    今回はムームードメインで購入しました。

  • ステップ2
    Canvaウェブサイトで作成したデザインを公開

    ①公開時に、「既存のドメインを使用する」をクリック。
    購入したドメインのURLを入力します。

    ②DNS設定の案内が表示されます。このとき、【ドメイン】メニューから設定内容を開いておきましょう。

    期待値:入力してほしい内容。
    現在値:現時点でドメインが示している設定値

  • ステップ3
    ドメインの管理パネルからDNS設定

    ①ムームードメインの管理パネルを開き、【ドメイン操作】→【ネームサーバー設定変更】から、購入したドメインの「ネームサーバー設定変更」をクリック。

    ②「ムームードメインのネームサーバ(ムームーDNS)を使用する」に設定。

    ③【ドメイン操作】→【ムームーDNS】から、購入したドメインの処理「変更」ボタンをクリック。

    ④【設定2】の項目に、Canvaのドメイン設定で指定されているコードを入力。※@マークは入力しなくてOK
    ※「サブドメイン」に[ホスト]、「種別」に[録画]、「内容」に[期待値]のコードをコピペします。

  • ステップ4
    48時間以内に設定完了メールが届けばOK

    購入したドメインにアクセスできれば設定完了です。

Canvaで他社ドメインは高難易度

難易度3の他社ドメインをCanvaで設定する方法は専門知識が必要です。万が一、失敗した時は自分でなんとかするリスクがあります。

Canva以外の選択肢(ペライチ、Ameba Owndなどのサービス)も一緒に検討すると良いでしょう。特にペライチは、人によるサポートが手厚いです。
とはいえ……、

まず作ってみたい
ややこしい設定は苦手。避けたい。
短期的、テスト的に公開したい

そんな願いに応えてくれるのがCanvaです。他のどのサービスよりも直感的に作ることができます。他のデザイン(プレゼン資料、チラシ、名刺、バナーなど)との連携もコピペでOKです。

森ふくろう
森ふくろう

ドメインの設定は慎重に。いろいろな人に意見を聞いてみてね

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