【Canva】簡単!意外とお得?チラシ印刷を発注してみた

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気軽にチラシや名刺のデザインができるオンラインツール「Canva」。森ふくろうもブログ用バナーから名刺印刷まで、さまざまな場面で重宝しています。今回は、ボランティア活動用のチラシ印刷をCanvaに依頼して気がついた、印刷会社との違いをお伝えします。

チラシ印刷ってどうやるの?

ボランティア活動のチラシ印刷は、予算や配布先次第でいろいろな手段があります。多くの場合、Illustrator等の専用ソフトか、ワード、エクセルで紙面データを作り、下の方法で出力すると思います。

  • 家庭用プリンター
  • コンビニのプリンター
  • 公共施設のプリンター
  • 印刷会社へ依頼

Canvaの場合、データ作成と印刷の両方をワンストップで可能です。ただし、価格と手軽さがトレードオフ。格安印刷会社と比べて高いと感じると思います。

Canvaと印刷会社を比較

印刷会社へ依頼する場合、紙質、納期等によって料金が細かく変わるため、条件を揃えて比較しました。

※120gsmは、四六判連量に換算すると約103Kgです。

※Canvaでは、データ作成時に選んだジャンルによって、発注時の選択肢が変わります。今回は「レターヘッド」を選択しました。(「チラシ」のテンプレートを選択すれば、100gsmの厚みも選べたようです……後悔)

  • A4チラシ
  • 100枚
  • 両面カラー
  • Canva:普通紙120gsm / 印刷会社:マットコート 110kg)
  • 納期は2営業日
比較項目Canva印刷会社A
料金4900円(通常価格11,000円)2310円
納期2~3営業日2営業日
納期の選択不可
データ形式専用ソフトで作ったデータ
(.ai/ .jpg/ .pdfなど)
選べる紙質2種35種
特殊加工不可
※折加工など
利用者の専門知識ほぼ無くてOK印刷の知識は必要
サポートなし
※修正、再印刷等は可能
あり

Canvaの割引が期間限定なのか、条件があるのかは不明ですが、割引を加味しても印刷会社のほうが安いです。ただし、印刷会社への発注はある程度の専門知識とデザインをつくるスキルが求められると思います。

こんな方にはCanvaがオススメ
  • 細かいこと(色味、紙質)は気にしない
  • 選択肢が多すぎると選べない
  • 多少、高くても品質が良ければいい
  • デザイン作成から納品まで1つのサービスで完結してほしい

Canvaは発注がシンプル

印刷会社へ依頼する場合、データ作成時の注意事項があります。トンボ、カラー設定、文字のアウトライン化など……。初めての方にはハードルが高い印象です。その点、Canvaはデザインから発送までがとてもシンプル!細かい点にこだわらなければ、十分のクオリティです。

【Canva】データ作成から発送のフロー
  • ステップ1
    デザイン作成

  • ステップ2
    「レターヘッド(チラシ)を印刷する」を選択
  • ステップ3
    印刷時のフチ(余白)を調整する
  • ステップ4
    危険エリア(余白)の要素を調整する
  • ステップ5
    校正用PDFの確認
  • ステップ6
    配送先・支払い方法の選択
  • 完了
    発注

実際に依頼してみた

コストが多少高くとも時間と手間を省きたい。そんな理由から発注してみました!

2営業日で手元に

発注した3/21は祝日だったので、最大3営業日(3/22~3/24+発送)で3/25着かな……とのんきにかまえていたら、3/23(2日)で届いてびっくりしました。発送元が伊丹だったので大阪の印刷会社でしょうか? 受け取る地域によって、納期が多少前後するのかもしれません。

カッコイイ箱で届く

ノートパソコン用の外箱かな?と思うほど、しっかりした箱に梱包され、さらに段ボール箱に梱包されて届きました。ロゴステッカーが付くところはITベンチャーっぽい。

普通紙=マットコート110kg〜130kgに近い紙質

別の印刷会社からいただいたサンプルと比較すると、Canvaの紙質はマットコートに近い雰囲気。映画館の映画チラシのような厚みでしっかりしています。これは長持ちしそう。手軽さを考えると折りづらいかもしれません。

発色はパソコン画面とほぼ同じ

パソコン画面は光(RGB)、印刷はインク(CMYK)を使うため、モニターで見た色味と印刷した色味が違う!ということが起こりがちです。しかし、Canvaに関してはモニターとほぼ同じ色味で印刷されました。

発注時の注意事項

納期が決められない

チラシの場合は2~3営業日とありますが、印刷するアイテム、お住まいの場所などで条件が変わる可能性があります。余裕をもったスケジュールの発注がおすすめです。

選べる紙質が少ない

レターヘッドの場合、普通紙(120gsm)・上質紙(148gsm)の2種類から選びます。厚めだと感じました。作成したデータの種類(名刺、チラシ、レターヘッドなど)によって選べる紙質が変わるようです。

Canvaで作ったデザインしか印刷できない

他の編集ツールで作ったデザインは基本的に発注できません。JPGデータをアップロードして印刷はできますが画質面で心配です。Canva以外のツールで作ったデータは素直に印刷会社へ依頼しましょう。

特殊加工はできない

折加工(三つ折りなど)や、角丸、穴あけなどの特殊加工は、Canvaではできません。

金額は割高?納期と手間を考えると安い?

技術的なことを気にせず作って印刷できるCanva。価格は、今回の結果では印刷会社の倍以上(4900円@100枚)しました。ただ、Canvaのクオリティを他のツールで作ろうと思うと、専用ツール(Adobe系ソフト)の操作、フォントの用意、印刷時の専門知識などが必要で、むしろ安いのではと感じます。

CanvaからPDFダウンロード→印刷会社へ依頼

最近はCanvaの印刷用PDFデータで発注可能な印刷会社を見かけます。もともとPDF入稿が可能な会社は多いけれど、「Canvaデータ印刷できます!」とうたう企業の方が安心感があります。

手間を抑えたい&予算に余裕があるならCanva

Canvaで印刷発注。思ったよりもしっかりしたチラシで、ボランティア活動で配るには厚すぎるかも?しかし、手元に届くまでのスピード感と手間の少なさから、今後も活用していきたいと思うサービスです。

森ふくろう
森ふくろう

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