静岡県西部の穴場ツーリングスポットは森町!
静岡県西部のツーリングスポットといえば、浜名湖や御前崎が思い浮かびます。でも、定番とは違う楽しみ方が森町にはあるんです。最近、町中を走るツーリストが増えています。Withコロナの時代、密を避けながら風を感じられるのはバイクの大きなメリット。さらに森町は、それほど混雑しない、自然を満喫できるスポットがたくさんあります。
森ふくろうが森町に住み始めて数年。オススメしたい穴場スポットを勝手にまとめてみました。
空と自然と町を満喫!おすすめルート5選
太田川沿い&産直めぐり
早朝or夕暮れを走るなら、太田川を北上するルートがオススメ。東側はバス通りで交通量が多いですが、春になると堤防沿いの桜が咲き誇ります。西側は比較的、車が少なく走りやすく、田畑と青空を堪能できます。※スピードも出やすいので要注意。6月から7月には、森町名物「甘々娘」の直売所がオープンします。あまーい朝採れとうもろこしと青空を堪能してほしい!
ルートの最後は「太田川堤防の桜並木」。桜のシーズンになると、専用駐車場が用意されるようです。駐車場に停めてからゆっくり歩いてみてください。
中遠広域農道(デイトナロード)
中遠広域農道、通称「デイトナロード」は、袋井市中川のセブンイレブンから北へ向かう道で、道中はぐねぐねと曲がった山道です。バイクのアフターパーツで有名なデイトナさん、森町町民の森、第二東「遠州森町スマートIC」があります。山間から見える田園、茶畑。よく晴れた日は、気持ち良い空気に包まれます。
中遠広域農道を北に抜けると、三倉、天方方面へ向かう県道58号袋井春野線に出ます。そのまま山登りもよし。南下して森町の中心街へ向かうのもよしです。
秋葉神社参道
Google ストリートビューより 森町名物「梅衣(うめごろも)」
江戸から明治時代にかけて、旧春野町にある秋葉山神社には、全国から参拝客が訪れました。森町はその参道にあたり、多くの人が行き交ったそう。当時の面影は今も残っており、秋葉参拝に訪れた皇族が召し上がった和菓子「梅衣」は、繊細でやさしい紫蘇と餡の甘みがお茶の味を引き立てます。 道中には「自家焙煎珈琲 百珈」、「マルジョウ山口園(お茶屋さん)」、町境を越えれば「秋葉神社」へたどり着きます。
天方~かわせみ湖
天方・鍛冶島地区の風景(写真:てんぽうの里 半夏生) アクティ森のレストランで「太田川ダムカレー」
秋葉参道とは反対側、北東にあるかわせみ湖(太田川ダム)に向かう道は、町が観光に力を入れている地域の一つ。ブルーベリー農園、半夏生の里、アクティ森があります。アクティ森には、町の新名物ブルーベリービール、梨ビールのほか、地元菓子店の季節メニューが一番に置かれるため要チェックです(季節限定品のため、事前に調べておくと確実です)。
小國神社周辺
小國神社の縁結びの木 小國神社(写真:森町観光協会)
森町といえば小國神社。地元民も多く訪れる観光スポットです。初詣、紅葉狩りの時期は第二東名の高架下まで渋滞します。余裕をもって訪れるなら、ハイシーズンを避けた平日がおすすめ。小國神社の周辺には、こんにゃく、お茶、たまご、ぎょうざ、ハムなど、町内外で人気の地場物産店が多く集まります。通り過ぎずにぜひ立ち寄って欲しい!
森町の道路事情
森町は北から、山間部、商業区、農地区に分けられます。小國神社の繁忙期を除けば、どの道も交通量が少なく走りやすいです。
ただし、森町の中心部は、狭い一方通行の道が多く危ない箇所があります。登下校中の子どもが飛び出すことも……。森の商業地区(ゲストハウス森と町周辺など)を散策するなら、天竜浜名湖鉄道のレンタサイクルをおすすめします。また、駐車場がない・狭い個人店が多いので、駐車スペースの有無は要チェックです
自然に浸る穴場スポット
半夏生の里
アクティ森から車で数分。天方地区イチオシの癒しスポットです。6月から7月にかけて、葉が白く色づく半夏生。夏は混み合いますが、そのほかの季節はゆったり過ごせます。(11月から2月は、路面凍結に注意)
半夏生の里に向かう小道も、鍛冶島の集落を見下ろす景色も美しいのです
大洞院
石松の墓で有名な大洞院は、人が少なく静か。秋はもみじが美しく色づきます。紅葉まつりの時期は混み合いますが、ハイシーズンを避ければ人が少なく、自然を堪能できる場所です
森のお茶屋は人もあったかい!
森町に来たら、お茶屋さんはぜひ訪れて欲しい! どのお店も、溢れるホスピタリティ。心があったかくなります。
太田茶店
小國神社へ向かう途中、赤い急須が目印のお店です。お茶畑を眺めながらおにぎりと味噌汁、お新香とお茶菓子をいただける「おむすびランチ」は、手作りの優しい味がします。ほかにも、かき氷に、抹茶パフェ、焼き芋など、季節のスイーツにも注目してほしいお店です。
おさだ茶苑
第二東名・森掛川インターを降りて、西へ直進し右側のお店です。季節のお茶とお菓子をいただくことができます。夏の抹茶かき氷もおすすめです。敷地内のオープンカフェでは、挽きたての抹茶を使ったラテ&スイーツを堪能できます。
いしだ茶屋
「飲んでくだ茶(ちゃ)い」のメッセージが目印のお茶屋さん。おさだ苑さんの向かいにあります。ダジャレを意識したお土産と、抹茶ソフトクリーム・かき氷が人気です。その時期オススメの茶葉を枡(ます)で量り売りする「ます盛り茶」も、縁起がよく親しまれているそう。
いしだ茶屋
松浦製茶
三倉、天方へ向かう山の入り口にあるお茶屋さん。淹れたてのお茶を特製カップに淹れてくれます。特製抹茶アイスに、季節限定のあったかぜんざいなどの甘味もオススメ。山へ向かうならぜひ立ち寄ってほしいお茶屋さんです。
お土産に「和菓子屋の洋スイーツ」
森町は歴史ある和菓子の町でもあります。「梅衣」「栗蒸し羊羹」のほか、洋菓子も一緒に販売するお店が多いのも特徴的です。森ふくろうが気になる「和菓子屋さんの洋スイーツ」をまとめました。
土屋製菓のスコーン
予約必須の「栗蒸し羊羹」など、地元から愛され続けている土屋製菓さん。和菓子だけでなく、焼き菓子も販売されています。桜やくるみを使った、和洋折衷なスコーン。とっても気になります。
大鳥居月花園のバスクチーズケーキ
こちらも歴史深い森の和菓子屋さん。ロールケーキにプリンなど、定番洋菓子も販売されています。森ふくろうがおすすめしたいのはバスクチーズケーキ。以前立ち寄った時、たまたま手にとってみたら美味しくて!男性も食べやすい、あっさり系のお味でした。また食べたいっ(・v・)。
中島屋のシュークリーム
中島屋さんといえば、あんぱんまんじゅうに、焼きドーナツ……。印象的なお菓子が多い和菓子屋さんです。シュークリーム「森の衆(シュー)」は、クッキー生地に生クリームをたっぷり!注文した後に入れてくれるそう。お土産というよりは、できたてをその場で食べたい!
菓匠あさおかのロールケーキ
森の生クリーム大福と言えば菓匠あさおかさん。ロールケーキは、ふわっふわの生地が特徴です。季節限定のいちごロールケーキも気になります。
森の定番観光地(特に小國神社)は、繁忙期を避けて!
特に小國神社の周辺は、初詣、七五三、紅葉狩り、夏の川遊びシーズンに混み合います。神社までの道が1本しかなく、数キロにわたって渋滞することもしばしば……。オフシーズンや、早朝、夕方など時間をずらすとゆっくり過ごせるはずです。
森町が発行するドライブガイドはこちら
森町おすすめドライブガイド(PDF)
森町の宿泊施設
地域交流なら「ゲストハウス森と町」
森町の中心街にあるゲストハウス森と町は、町の移住コーディネーター・岩瀬さんが経営するゲストハウス。周辺には歴史ある森の商店(和菓子、麹、ラーメン、惣菜店)があります。地元のつながりも深く、町歩きのアドバイスや、移住相談も可能です。
手ぶらでグランピング「リバ・ウッド・リゾート」
2021年にオープンしたグランピング施設。手ぶらでBBQができるほか、ドッグラン、テント設営ができるスペースもあるそうです。
コテージアクティ
アクティ森近くのコテージ。Wifi完備で、ちょっと懐かしい雰囲気の室内。学生時代の合宿気分が味わえそうです。
吉川キャンプ場 カワセミの里
アクティ森から北へ車で5分。旧吉川小学校跡地に建てられたキャンプ場です。テントは持ち込みのみ(常設はなし)。バンガローが併設されています。
ガス欠注意!日曜休みのガソスタ多し
町内のガソリンスタンドは7件あり、そのうち6件は日曜休み。余裕を持って給油してください。
「森町 ガソリンスタンド」の検索結果(Google マップ)
ツーリングで森町のツウな魅力に触れて
森町と聞くと、のどかな山々と治郎柿、森の石松のイメージが強いかもしれません。もちろんそれも魅力のひとつですが、ツーリングだからこそディープに味わえる町だと思うのです(・v・)。「森町、一度訪れたらハマるよ 」なんて声も耳にします。ぜひ晴れた日にお越しくださいね。
車でドライブも気持ち良い♪
通りすぎずに堪能してくださいな!