【森町】栄正堂|名物「梅衣」の製法を引き継ぐお店。塩漬けのしそと甘い蜜で包まれた伝統の味

グルメ
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森町の和菓子と言えば「梅衣(うめごろも)」
塩漬けにした紫蘇の葉であんこもちを包んだ和菓子です。明治維新の頃、森町にあった菓子処 栄樹園のむめさんが「紫蘇巻き」として世に出したことが発祥とされています。むめさんから作り方を引き継いで、変わらない味を作り伝えているのが栄正堂の梅衣。森町の歴史の味です。

栄正堂の基本情報

住所 〒437-0215 静岡県周智郡森町森584−1
営業時間8:00~16:00
定休日
駐車場あり(5台)
公式ホームページなし

紫蘇の香りで満たされる上品な味

栄正堂さんの梅衣はバラ売りOK。1つ145円(税込)。
今回は3つほど買いました。

半分に割ると、お餅にぎっしり包まれたこしあんが見えます。

一口サイズのため、パクっと食べてしまいたいところですが、
ここは付属の和菓子切(和菓子用のフォーク)で少しずつ切って味わいたい!
全体が蜜で覆われているので、手で食べるとベタベタします。

明治時代に生まれ、皇室の方々に好まれた味

梅衣の歴史は深く、明治時代までさかのぼります。

昔、森町の栄樹園という菓子舗の女将「むめ」さんが、しそ巻きという名前で世に出したことがはじまりとされています。その後、森町中で作られるようになりました。

明治32年、小松宮家が森町を訪れた際に召し上がり、栄誉として「梅衣」と名付けられました。その後、明治43年には明治天皇よりご用命があり、昭和の始めまで何度か皇室からのご用命をうけたそう。

むめさんから梅衣の製法を受け継いだのが、栄正堂の初代店主・足立甚平さん。
以降、森町の銘菓として多くの人から愛されている味です。

参考サイト:梅衣(うめごろも) | NET de びぶれ|静岡新聞びぶれの生活情報サイト
参考資料:銘菓梅衣®物語 (栄正堂さんよりいただいたパンフレット)

まとめ:お茶と一緒に、くつろぎながら味わって

皇族に愛された大人の和菓子。
普段よりも丁寧にお茶を淹れて、じっくり味わいたい繊細なお菓子でした。

栄正堂さん以外の和菓子処でも取り扱われているため、栗蒸し羊羹と同じく、食べ比べてみても面白いかもしれません。

住所 〒437-0215 静岡県周智郡森町森584−1
営業時間8:00~16:00
定休日
駐車場あり(5台)
公式ホームページなし
森ふくろう
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Twitterアンケートでも、“森町の和菓子と言えば「梅衣」”と、一番多くの票を得ていました。どんな味か、ぜひチェックしてみてくださいね♪