ミニキエーロの記録【秋冬】寒さを乗り越える心構え

行政・文化
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2022年5月につくったミニキエーロ(生ゴミ処理機)。静岡は10月まで半袖でも過ごせる日が続き、本格的に寒くなったのは11月下旬でした。暖かいとはいえ1日の日照時間は減り、キエーロの分解が追いつかないので、試行錯誤してみました!

11月下旬から分解が遅くなる

11月でも最高気温が20度以上、最低気温が10度以上の日が続き、他県よりも暖かく感じる袋井市・森町。(※森町の山間部は南部よりも寒く、日照時間も短いです)11月下旬に差し掛かると、やっと「遠州のからっ風」が吹き始め、キエーロの分解も遅く感じました。

一番近い観測地点、磐田市の気温の推移(気象庁HPより)。

冬キエーロ、5つの寒さ対策

さすがに春夏のペースでは追いつかず、掘り返すと未分解の野菜(特に野菜の皮、茎、ネギなど、分解しづらいもの)がちらほら見え始めました。そこで、以下の対策を試してみることに。

対策①分解しやすいものだけ投入

加工食品、食べ残しはすぐ分解されるので最優先にし、ねぎ、根菜の皮など分解されにくいものは諦めて可燃ごみにしました。

※子どもが手でぐっちゃぐちゃにしたパン・ごはん、風邪をひいたときの食べ残し……。キエーロがあると罪悪感なく処分できるのでオススメです♪

分解されやすいもの除外したもの
【食べ残し】
・ごはん
・パン
・揚げ物
・煮物
【加工食品】
・賞味期限切れのお菓子
【野菜クズ】
・ネギ
・玉ねぎの皮
・カサが多いもの(白菜の芯など)
分解されやすいもの、されにくいもの

対策②分解を促進するもの(残り油など)を投入

揚げ油は分解を促進するので、積極的に投入!
ほかにも、期限切れの整腸薬(乳酸菌)を振り入れてみました。効果はわかりませんが、問題なく分解されました。

対策③諦めて燃えるゴミへ

ネギや玉ねぎの皮、卵の殻など、分解しづらいものは燃えるゴミへ。匂いは思ったほど気にならず、週1回のゴミ出しを維持できました。

対策④「お茶がら専用キエーロ」

お茶、コーヒーの出がらしは分解されやすいとのことで、お茶がら専用キエーロを作ってみました。

100均の透明ポリ容器に土を入れ、出がらしだけを投入します。土に対し出がらしの量が多いので、分解というよりは同化に近い印象。1週間ほど置いたのち、かき混ぜたら、ミニキエーロの方に混ぜて土を循環させています。

対策⑤日当たりを良くする

冬が深まるほど日が傾き、ベランダの日当たりも悪くなりました。そこで、縁台を購入!ミニキエーロの日当たりを調整したところ、分解も若干早くなった気がします。

夏はガンガン日が当たるはず。

底上げに山善の縁台を購入しました。脚が折れてしまいやすく、ミニキエーロがお役御免になったとしても使えるはず。かなり丈夫な作りです。

寒さで虫ナシ、匂いもナシ

暖かい日が多かった印象ですが、コバエ一匹現れることはありませんでした。春夏よりも長く熟成期間を設けたので、匂いもそれほどキツくありません。

分解が進まないときは無理せず燃えるゴミに。マイペースに進められるのがキエーロの良さですね。

2階ベランダにあることで、猫やもぐらが掘り返すこともありません。マンション、アパートでも取り入れやすいはず。

温暖、日照時間の長さを活かせる!

5月でキエーロ導入1年です。寒い冬も無事に越せそうで、導入してよかったなと思います。

分解が進んだキエーロを無心で掘り返しながら、心も整えられているような気がします。

忙しい毎日、環境にも優しい15分のルーティンです。

森ふくろう
森ふくろう

寒い冬さえ乗り越えれば、1年中生ゴミを分解してくれます♪コンポストよりも失敗が少なく、調整しやすい!