手軽!自作キエーロ(生ゴミ処理機)を作ってみた

行政・文化
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2021年、袋井市でゴミ袋有料化が検討されたことをきっかけに、中遠クリーンセンターの処理量が限界に近いことを知りました。結果的に袋井市ではゴミ袋の有料化は見送られ、雑がみ回収がスタート。さらに生ゴミも減らせばゴミを出す回数も減るかも?そんな期待から、黒土を使った生ゴミ処理機「キエーロ」に挑戦してみました!

キエーロとは?

キエーロオフィシャルサイト「キエーロの作り方」より

キエーロは神奈川県葉山市にお住まいの松本さんが発案した生ゴミ処理機。黒土に含まれるバクテリアを利用して生ゴミを分解します。

太陽の光と風を通す透明な屋根(フタ)と、黒土を入れる箱(地面に直接設置するタイプのものは木枠)があれば完成です。非常にシンプルなつくり。使い方もとっても簡単!

  1. キエーロ20センチほど穴を掘り、生ゴミを入れて土となじませる
  2. 土を5センチ以上かぶせる

あとは放置!太陽がバクテリアの分解を促進し、夏場は4〜5日程度、冬は1週間〜2週間で生ゴミがなくなります。

生ごみ処理機を比較検討

生ゴミ減量のために、他のごみ処理機もいろいろ調べました。我が家の条件はこちら。

  • 虫キライ
  • 生活の負担は最小限に
  • 堆肥化はしない
  • ベランダで使いたい

生ゴミは毎日出るもの。なるべく処理に負担はかけたくありません。我が家は二世帯住宅の2階に住んでいるのでベランダか屋内に置きたい。ガーデニングもしないので堆肥が増えるのは困ってしまいます。

そこで候補に上がったのはこの3つです。

  • ミニキエーロ
  • パリパリキューブ(生ゴミ乾燥機)
  • LFC コンポストセット

商品名/項目ミニキエーロパリパリキューブLFCコンポストセット
価格約5000円(自作)17200円〜4540円(初回)
維持費なしフィルター交換
+電気代
投入期間終了後、
新しいバックを購入
設置場所屋外屋内屋根のある屋外
使い方黒土に埋める電気で乾燥基材に埋める
堆肥できるできるできる
自治体の助成なし森町で補助ありなし

ミニキエーロ

狭いベランダでも導入しやすいよう、プランターと波板で作った小型の生ゴミ処理機です。材料があれば簡単に自作できることと、スペースをとらない点が大きなメリット。お試しにはこのサイズ感がちょうどいいです。

自治体が試行錯誤して色々な形のミニキエーロの作り方を公開していますが、ミニキエーロは自治体で販売する事が多く、その街に住んでいる方しか購入できないようです(民間で「ミニキエーロ手作りキット」みたいなものができるとハードルがぐっと下がりそうです)

パリパリキューブライト

おしゃれな上にしっかり仕事をしてくれる生ゴミ乾燥機。夜、1日の生ゴミを入れてスタートすると、朝には水分が抜けてカラッカラになる優れもの。ゴミの量をかなり減らせそうです。森ふくろうもキエーロとパリパリキューブで悩みました。決め手は電気代と維持費。家電なのでいつかは壊れてしまうので、今回は見送ることにしました。

森町の場合、電気式の生ゴミ処理機の購入費を助成する制度があるので、「コンポストはハードルが高い」と感じる方は導入しやすいと思います。

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LFCコンポストセット

厚手のバックに基材が入った見た目がおしゃれなコンポスト。使い方や困ったときのコミュニティが充実しており、手軽にスタートできるところが大きなメリットです。ただ、一定期間ゴミを投入したあと堆肥化する熟成期間が必要で、新しい基材を購入し続ける必要があります。

コンポストで堆肥を作りたいけれど一人では不安な方や、堆肥づくりとガーデニングも楽しみたい方にはぴったりなサービスだと思います。

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ミニキエーロを作ってみた

東村山市の作り方を参考に、カインズで材料を揃えて作ってみました!
角材のカット(50円)も含めて5,210円です。

本体

  • プランター(28リットル:幅51×奥行き34×高さ26)

屋根

  • 透明な波板
  • 杉の角材(半分の長さにカット)
  • 傘ネジ(波板を止めるためのビス)
  • ビス
  • 木ネジ
  • 丁番

その他

  • 黒土×2袋
  • 防虫ネット
  • 菜園用シャベル(根切つき)

防虫ネットは大きいサイズ(1.35m×2m)を切って使ったので、かなり余りました。
屋根を固定するために、プランターの支柱用の穴にあう木ネジが必要で、探すのがちょっと大変。

菜園用シャベルは、先がギザギザしたものにしてみました。リンクはAmazonで見つけた似ている商品です。

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森ふくろうは、カラーボックスの組み立てや、カラーボックスに足をつけるくらいならできるレベル感。小さい電動ドライバーを駆使し、30分くらいでできました!(電動ドライバーがないとキツイです)

小さくてシンプルな電動ドリルドライバーがあると、いざというときに便利です。森ふくろうはカインズで2000円代の小型電動ドライバーを使っていますが、もっとしっかりしたものがあると思い立ったときすぐ使えて良きです(・v・)

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日当たり△・風通し○のベランダに設置

バクテリアの活動促進に日当たり風通しは重要です。とはいえ、家事動線の近くに置きたいところ……。まずはベランダに置いてみました。

午前中はよく日が当たるのですが、午後になると影になります。ベランダの足元で風通しも気になるところ……。まずはこれで様子を見ます。

キエーロの使いかた

料理をする限り生ゴミは出るもの(なるべく減らすことはできます)。生ゴミの分解に夏でも5日程度かかるそうなので、一定期間ゴミを貯めておいてからキエーロに投入します。

  • 蓋付き容器(ホーローやステンレスがおすすめ)に2日~3日分、生ゴミを貯める
  • 冷蔵庫で保存
  • 玉ねぎの皮、梅干しの種など分解できないものは入れない

※本来は常温で発酵するとよいそうです。森ふくろうは匂いとコバエ対策のため冷蔵庫へ入れています。

①20センチほどの穴を掘る

ミニキエーロのサイズ的に、2箇所に分けて運用できそうです。片側に穴を掘ります(なるべく深く)。掘った土はあとで使うのでよけておきます。

②穴に生ゴミを入れる

手のひらに乗るくらい(300g)が適量だそうです。水分切らなくてOK。揚げ油やタレも、土がびちゃびちゃにならない程度ならOK。

③生ゴミを切るように土と混ぜる

目安は泥団子が作れるくらいの固さだそうです。森ふくろうは、べちゃっと感がなく手に取っても気持ち悪くないくらいを目安にしています。

④土で蓋をする

生ゴミが表面に出ないように乾いた土で蓋をします。表面に生ゴミが出ていると虫がやってくるそうです。5センチ~10センチが目安です。次に埋める位置が分かるようスコップを土の中に刺しておきましょう。

使ってみて感じたメリット

ミニキエーロのメリット
  • ゴミの量を見える化できる
  • 水切りの必要なく、タレ、残り油、カレーの残りも入れられる(むしろ歓迎)
  • 虫・においなし
  • 土いじりが楽しい

ゴミの量を見える化できる

毎日、容器に貯めておくので、「今日はこれくらいかー」と出すゴミを意識することになります。すると、「もうちょっと細かく刻んでおこう」とか、「なるべく少なくしよう」というゴミを減らす意識が自然と起こります。

水切りの必要なく、タレ、残り油、カレーの残りもOK

油はバクテリアの働きを促進するので、むしろ入れたほうがいいそう。いつもはティッシュで拭き取るカレーも投入。土で蓋をするので匂いも気になりません。

虫・においなし

気になる虫はいまのところ出ていません。2階で猫やネズミが寄ってこないのも良いのかもしれません。
コガネムシが卵を産みつける可能性はありますが、防虫ネットで防げますように……。

土いじりが楽しい

森ふくろうは午前中にキエーロをいじっています。おひさまの光のもと、普段やらない土いじりするのは楽しいです。匂いも虫もいないので気持ち良い!

8日間の記録

我が家の場合、肉や野菜はなるべく切らない主義(料理が苦手)で、調理前の肉・魚はまだ投入したことがありません。他のおうちよりも生ゴミは少ない?と気づくきっかけになりました。

日付/投入位置
1日目カレーの残り少々
2日目冷凍した野菜くず
(長ネギ・大根の皮)
+お茶がら
3日目
4日目※1日目の投入物がほぼ消えた
5日目野菜くず
(冷凍レモン・にんにくの皮など)
+食べ残し
+お茶柄
6日目
7日目※2日目の投入物がほぼ消えた
(ネギの皮は残った)
8日目野菜くず
(りんご・大根の皮、冷凍レモンなど)
+使いきれなかった酢味噌
+お茶がら
9日目 ※5日目の投入物がほぼ消えた
(にんにくの頭は残る)

キエーロの手軽さは想像以上だった

自作するハードルさえ乗り越えれば、かなり気軽に使える生ごみ処理機だと実感しました。ゴミ削減にはいろいろな方法がありますが、ホームセンターで材料を揃えられて、投入するものの制限もすくなく、虫や匂いなども使い方さえ気をつければ気にならない。多くの自治体が推進するのも納得です。

今後も定期的に、キエーロの近況を記録していこうと思います。主にTwitterでつぶやいていますので、フォローしてみてくださいね!

森ふくろう
森ふくろう

手軽に始められるミニキエーロ。袋井市、森町でも推奨されたらいいなー