前回に引き続き、VRを地域に浸透させる大竹啓介さんへお話を伺いました。
子どもにも、大人にも開かれた“新しい遊び場”
大竹さんは、VRの世界に入ると「肩書きや立場を外したありのままの自分」でいられると語ります。
「リアルな世界では大人が子どもに戻ってはしゃぐのは恥ずかしい。でも、VRならそれが自然にできる。」
特にマインクラフトに慣れ親しむ子どもたちは、入り込みも早く、メタバースの世界を感覚的に理解できると言います。
大人も子どもも垣根なく関われる、そんな体験の場づくりを通して、地域に“つながり”を生む土壌を耕していくことを目指す大竹さん。「ゲーム」に対する印象を大きく変えるきっかけになるかもしれませんね。
ゼロイチの難しさと「仲間」の存在
「ゼロから一を生み出すことは本当に難しい。だからこそ、それを支える“10を100にする人”との連携が不可欠。」
これまで大手メーカーの開発部門で「仕様通りに作る」ことに向き合ってきた大竹さんにとって、VRという未知の分野への挑戦は、まさに“ゼロイチ”の世界。
その経験から得た気づきは、「個人の挑戦」だけではなく、「それぞれの得意を持ち寄るチーム作り」の重要性でした。
組織を越えた連携は、今後増えていくような気がしますね。これまで接点がなかった人たちが、お互いの強みを生かして理想を実現する社会は楽しそうです!
前回の配信でご紹介した、こども食堂×VRイベントは、まさにこの流れを汲んでいると思います。
“遠くに行くなら、みんなで行け”
大竹さんが大切にしているのは、アフリカのことわざ
「早く行くなら一人で行け。遠くへ行くならみんなで行け」
これからの地域づくりに必要なのは、「個人のスピード」ではなく「仲間と歩む持続力」だといいます。
袋井市の若者たち、創業支援、地域イベントが徐々に連携し始めている今、彼が仕掛けようとしているのは、まちづくりの「ムーブメント」なのかもしれません。
これからも応援しています!
初めての対談配信、いかがでしょうか?
身近な場所で、大竹さんのようにタネをまき、育てる人がいるってワクワクしませんか?
今後も、地域のタネをみつけて、取材していきたいと思います!
どうぞお楽しみに!
