こんにちは、森ふくろうの中の人、まゆこさんです。
磐田市の竜洋交流センターではじまった「磐田未来会議」をはじめ、さまざまな地域活動に励む近藤俊輔さん。ウェブクリエイターとして、地域を支える1人として、そして父親として……。いろいろな場面で活躍されています。
今回は、静岡県磐田市で重層的支援と多世代交流を目指す「磐田未来会議」の中心人物、近藤俊輔さんに、活動のきっかけや地域への思いを伺いました。
磐田未来会議ってこんなところ
磐田ミライ会議は、子供、高齢者、障害のある方など多様な背景を持つ人々が安心して過ごせる居場所を推進する会です。近藤さんをはじめ、いろいろな特技をもつ方が集まり、重層的支援の実現に向けて活動しているそう。
重層的支援とは
生活の困りごとに対し、単一のサポートではなく複数の角度から支援する仕組み。
「重層的支援」と表現すると難しく感じますが、要は属性や世代を問わない、困りごとに耳を傾け合う場が、複雑な悩みごと解決の後押しになるということだと理解しています。
困っているときって、複合的な課題にぶつかっていると思うんです。例えば、子どもの発達障害×親の経済状況×親の持病……など。そんなとき、どの窓口から相談すべきかわからなかったり、すべての窓口を行ったり来たりする負担が大きくて相談できなかったりすると思います。
これを解決するかもしれないのが、重層的支援。これって、私が以前から掲げている「困ったときに助けてと言える3人を見つける場」と、共通点があると思っています。
得意を生かしあう場
IWATA未来会議では、さまざまな特技を持った方がいます。この日は、ハンドマッサージ体験をさせていただきました!
近藤さんも、「未来クリエイターズ」というイベントを立ち上げ、不登校に悩む子をはじめ動画編集に興味のある子たちへ技術を伝える場をつくるそうです。
近藤さんが主催する「未来クリエイターズ」は、地域の子どもたちや若者に向けたスキル支援のワークショップ。動画編集や音楽制作など、デジタル技術に触れながら、自分の「やってみたい」を形にする場です。
お仕事として動画編集等をこなす近藤さんに、直接学べるチャンスはなかなかありません。「お金ではなく、子どもたちの未来への投資をしたい」という姿勢、本当に素晴らしい。
私も「未来クリエイターズ」に参加してきます! 私自身、ライター業を始めるルーツは、子どもの頃、趣味で作ったホームページにあったなぁ……。子どもにとって、何かきっかけになったらいいなと思います。

いま、できることを、誰かのために
大切なことは、直接悩みを解決するわけではないけれど、話しているうちに課題が整理されたり、なにかヒントを得たりすることだと思います。
山田美沙さんとのお話でも聞いたのですが、居場所活動をしていると、同じ悩みをもつ人が同じタイミングで訪れることがあるんです。
ご縁が生まれ、きっかけが生まれるのは、それぞれの得意を提供しあう場なのかもしれないなと思います。
ぜひ、ポッドキャスト配信とともに、IWATA未来会議の活動をチェックしてみてくださいね。